DX
·この記事は 約8分 で読めます
DX認定制度とは?中小製造業が認定を取得するメリットと手順
申請無料・ウェブ申請で中小企業にこそメリットが大きい国の認定制度

こんにちは。
今回のテーマは「DX認定制度」です。
「DXが大事なのはわかるけど、何から始めたらいいの?」——そんな声をよく耳にしますが、実は国が企業のDXへの取り組みを公式に認定してくれる制度があるのをご存知でしょうか。
「大企業の話でしょ?」と思っている方にこそ知ってほしい、中小企業にとってのメリットと具体的な取得方法を、くりすたる君と工場長がわかりやすくお伝えします。
今回のテーマは「DX認定制度」です。
「DXが大事なのはわかるけど、何から始めたらいいの?」——そんな声をよく耳にしますが、実は国が企業のDXへの取り組みを公式に認定してくれる制度があるのをご存知でしょうか。
「大企業の話でしょ?」と思っている方にこそ知ってほしい、中小企業にとってのメリットと具体的な取得方法を、くりすたる君と工場長がわかりやすくお伝えします。
DX認定制度とは?
工場長さん、DX認定制度って聞いたことありますか?最近、製造業の経営者さんの間でもじわじわ話題になっている制度なんですよ〜。
DX認定…?名前だけは耳にしたことがあるな。
補助金の説明会で一瞬出てきた気がする。
ただ正直、うちみたいな町工場には関係ない話だと思って聞き流してたんだが。
補助金の説明会で一瞬出てきた気がする。
ただ正直、うちみたいな町工場には関係ない話だと思って聞き流してたんだが。
👨🏭
工場長もったいない!
実はDX認定制度って、中小企業にこそメリットが大きい制度なんです。
簡単に言うと、経済産業省が定めた「デジタルガバナンス・コード」というガイドラインの基本項目に対応している企業を、国が公式に「この会社はDXにしっかり取り組んでいます」と認定してくれる仕組みなんですよ。
いわばDXの“お墨付き”をもらえるようなものです!
実はDX認定制度って、中小企業にこそメリットが大きい制度なんです。
簡単に言うと、経済産業省が定めた「デジタルガバナンス・コード」というガイドラインの基本項目に対応している企業を、国が公式に「この会社はDXにしっかり取り組んでいます」と認定してくれる仕組みなんですよ。
いわばDXの“お墨付き”をもらえるようなものです!
補足しますと、DX認定制度は「情報処理の促進に関する法律」第28条に基づく国の認定制度です。
企業規模や業種を問わず、すべての事業者が申請できます。
2024年6月には「デジタルガバナンス・コード3.0」へ改訂され、同年12月から新しい認定基準での運用が始まっています。
企業規模や業種を問わず、すべての事業者が申請できます。
2024年6月には「デジタルガバナンス・コード3.0」へ改訂され、同年12月から新しい認定基準での運用が始まっています。
国のお墨付きか、なるほどな。
ただ、そういう制度って結局IT企業とか大手メーカーみたいに、IT部門がしっかりある会社が取るものじゃないのか?うちには専任のIT担当なんていないぞ。
ただ、そういう制度って結局IT企業とか大手メーカーみたいに、IT部門がしっかりある会社が取るものじゃないのか?うちには専任のIT担当なんていないぞ。
👨🏭
工場長そこがポイントで、最近は中小企業の取得がすごい勢いで増えているんです!
直近1年間で認定事業者全体は約1.4倍に増えたんですが、中小企業だけで見ると約1.6倍と、全体を上回るペースで伸びてるんですよ〜。
業種別でも情報通信業に次いで製造業の取得割合が高くて、IT部門がなくても、経営者がDXの方向性をきちんと考えていれば十分取得できる制度なんです。
直近1年間で認定事業者全体は約1.4倍に増えたんですが、中小企業だけで見ると約1.6倍と、全体を上回るペースで伸びてるんですよ〜。
業種別でも情報通信業に次いで製造業の取得割合が高くて、IT部門がなくても、経営者がDXの方向性をきちんと考えていれば十分取得できる制度なんです。
製造業での取得が増えているのか。
それは意外だな。
で、具体的にどんなメリットがあるんだ?認定マークだけなら正直ピンと来ないんだが。
それは意外だな。
で、具体的にどんなメリットがあるんだ?認定マークだけなら正直ピンと来ないんだが。
👨🏭
工場長DX認定取得の4つのメリット
いえいえ、マークだけじゃないんです!
メリットは大きく4つあるんですよ。
まず1つ目は工場長さんが言ったDX認定のロゴマーク。
これ、ただのマークじゃなくて、ホームページや名刺、会社案内に掲載できるので「うちはDXに本気で取り組んでいます」という対外的なPRになるんです。
最近は大手メーカーがサプライチェーン全体のDXを求める流れがあるので、取引先への信頼性アップや新規取引の獲得にもつながりますよ!
メリットは大きく4つあるんですよ。
まず1つ目は工場長さんが言ったDX認定のロゴマーク。
これ、ただのマークじゃなくて、ホームページや名刺、会社案内に掲載できるので「うちはDXに本気で取り組んでいます」という対外的なPRになるんです。
最近は大手メーカーがサプライチェーン全体のDXを求める流れがあるので、取引先への信頼性アップや新規取引の獲得にもつながりますよ!
確かに、最近は元請けから「御社のデジタル化はどうなっていますか?」と聞かれることが増えてきた。
口で説明するより、国の認定があると説得力が違うだろうな。
口で説明するより、国の認定があると説得力が違うだろうな。
👨🏭
工場長そうなんです!
2つ目は、これが一番インパクトが大きいかもしれません——金融支援です。
DX認定を受けた中小企業は、日本政策金融公庫から低い特別利率での融資が受けられるんです。
さらに、信用保証協会の保証枠が通常とは別枠で拡大されるので、設備投資に必要な資金の調達がぐっと有利になりますよ!
2つ目は、これが一番インパクトが大きいかもしれません——金融支援です。
DX認定を受けた中小企業は、日本政策金融公庫から低い特別利率での融資が受けられるんです。
さらに、信用保証協会の保証枠が通常とは別枠で拡大されるので、設備投資に必要な資金の調達がぐっと有利になりますよ!
融資の金利優遍に保証枠の拡大か…。
うちはちょうど5軸加工機の導入を検討していたところでな。
数千万円の投資になるから、金利が少しでも下がるのは正直ありがたい。
うちはちょうど5軸加工機の導入を検討していたところでな。
数千万円の投資になるから、金利が少しでも下がるのは正直ありがたい。
👨🏭
工場長ここまでのポイントを整理しましょう。
DX認定制度を取得すると、①ロゴマークによる対外的な信頼性向上、②金融機関からの優遍措置(低利融資・信用保証枠の拡大)が得られます。
特に大型の設備投資を控えた中小企業にとって、資金調達面での恩恵は非常に大きいと言えるでしょう。
DX認定制度を取得すると、①ロゴマークによる対外的な信頼性向上、②金融機関からの優遍措置(低利融資・信用保証枠の拡大)が得られます。
特に大型の設備投資を控えた中小企業にとって、資金調達面での恩恵は非常に大きいと言えるでしょう。

3つ目はものづくり補助金への加点です!
DX認定を持っている事業者が申請すると加点対象になるので、採択される可能性がグッと上がるんです〜。
製造業の方には馴染み深い補助金ですよね。
他にもIT導入補助金など、各種補助金での優遍が期待できますよ。
DX認定を持っている事業者が申請すると加点対象になるので、採択される可能性がグッと上がるんです〜。
製造業の方には馴染み深い補助金ですよね。
他にもIT導入補助金など、各種補助金での優遍が期待できますよ。
そして4つ目が人材開発支援助成金です!
DX認定事業者は「高度デジタル人材訓練」の対象要件を満たすので、社員のデジタルスキル研修にかかる訓練経費の最大75%が助成されます。
さらに、訓練期間中の賃金も最大1,000円/時間の補助が出るんです。
人手不足の中で、今いる社員をデジタル人材に育てられるのはかなりのメリットですよ!
DX認定事業者は「高度デジタル人材訓練」の対象要件を満たすので、社員のデジタルスキル研修にかかる訓練経費の最大75%が助成されます。
さらに、訓練期間中の賃金も最大1,000円/時間の補助が出るんです。
人手不足の中で、今いる社員をデジタル人材に育てられるのはかなりのメリットですよ!
補助金の加点に人材育成の助成か…。
なかなか手厚いな。
うちのベテラン社員にもデジタルスキルを身につけてほしいと思っていたんだが、研修費用がネックだったんだ。
75%も助成してもらえるなら前向きに検討したいな。
なかなか手厚いな。
うちのベテラン社員にもデジタルスキルを身につけてほしいと思っていたんだが、研修費用がネックだったんだ。
75%も助成してもらえるなら前向きに検討したいな。
👨🏭
工場長ただ、気になるのは申請のハードルだ。
うちみたいな従業員30人の工場でも、本当に認定が取れるものなのか?
うちみたいな従業員30人の工場でも、本当に認定が取れるものなのか?
👨🏭
工場長DX認定の取得方法と申請手順
取れますよ!
DX認定の取得方法を説明しますね。
認定基準には4つの柱があるんですが、大事なのは「すでにDXが完成していること」ではなくて、「これからDXに取り組む方向性と体制が明確であること」なんです。
つまり、今からDXを始める会社でも認定を受けられるんですよ〜。
DX認定の取得方法を説明しますね。
認定基準には4つの柱があるんですが、大事なのは「すでにDXが完成していること」ではなくて、「これからDXに取り組む方向性と体制が明確であること」なんです。
つまり、今からDXを始める会社でも認定を受けられるんですよ〜。
認定基準の4つの柱を整理すると、①ビジョン・ビジネスモデル——経営としてDXで目指す方向性を明文化すること、②戦略——組織づくり・人材育成・IT環境の整備方針を定めること、③成果と重要な成果指標——DXの取り組みをどう測定するかKPIを設定すること、④ガバナンスシステム——推進体制と定期的な見直しの仕組みを整えること、です。
高度なシステム導入の実績を求められるわけではなく、自社の現状と方向性を経営者自らの言葉で整理することがポイントです。
高度なシステム導入の実績を求められるわけではなく、自社の現状と方向性を経営者自らの言葉で整理することがポイントです。
なるほど、「完成形」を求められるわけじゃないのか。
ビジョンに戦略にKPI…言葉は難しく聞こえるが、「うちの工場をこうしていきたい」という想いを言葉にすることなら私にもできる。
ところで、申請に費用はかかるのか?
ビジョンに戦略にKPI…言葉は難しく聞こえるが、「うちの工場をこうしていきたい」という想いを言葉にすることなら私にもできる。
ところで、申請に費用はかかるのか?
👨🏭
工場長なんと、申請費用は無料です!
しかも、2025年8月からは申請方法が全面的にウェブフォーム入力型に変わって、ブラウザ上のフォームに直接入力して送信するだけになったんですよ〜。
以前はWordで書類を作成して提出する方式だったんですが、ずいぶん手軽になりました。
しかも、2025年8月からは申請方法が全面的にウェブフォーム入力型に変わって、ブラウザ上のフォームに直接入力して送信するだけになったんですよ〜。
以前はWordで書類を作成して提出する方式だったんですが、ずいぶん手軽になりました。
無料でウェブ申請できるのか。
それなら敷居は低いな。
ところで、実際に認定を取った中小企業の事例はあるのか?本当に効果が出ているのかが気になるんだが。
それなら敷居は低いな。
ところで、実際に認定を取った中小企業の事例はあるのか?本当に効果が出ているのかが気になるんだが。
👨🏭
工場長ありますよ!
経済産業省は毎年「DXセレクション」として中堅・中小企業のDX優良事例を選定していて、2025年にはグランプリ1社、準グランプリ3社を含む計15社が選ばれています。
中堅・中小企業が中心の選定なので「大企業だけの話」ではないことがよくわかりますよね。
しかも認定事業者全体のアンケートでは、約70%が「DX戦略の推進に効果があった」と回答していて、顧客との関係改善や人材の確保・育成にも良い影響が出ているんです!
経済産業省は毎年「DXセレクション」として中堅・中小企業のDX優良事例を選定していて、2025年にはグランプリ1社、準グランプリ3社を含む計15社が選ばれています。
中堅・中小企業が中心の選定なので「大企業だけの話」ではないことがよくわかりますよね。
しかも認定事業者全体のアンケートでは、約70%が「DX戦略の推進に効果があった」と回答していて、顧客との関係改善や人材の確保・育成にも良い影響が出ているんです!
まとめ
では最後に、「最初の一歩」についてお聞きしましょう。
DX認定は取得自体がゴールではなく、自社のデジタル変革の現状を客観的に棚卸しし、経営としての方向性を明確にするきっかけとなるものです。
認定の準備プロセスそのものが、自社の強みや課題を再発見する機会になるという声も多く聞かれます。
DX認定は取得自体がゴールではなく、自社のデジタル変革の現状を客観的に棚卸しし、経営としての方向性を明確にするきっかけとなるものです。
認定の準備プロセスそのものが、自社の強みや課題を再発見する機会になるという声も多く聞かれます。

そういうことか。
認定を取ること自体が目的じゃなくて、自分たちのDXの方向性を整理するいい機会になるわけだな。
「まず現状を棚卸しする」ところからなら、うちでも十分始められそうだ。
やってみる価値はありそうだな。
認定を取ること自体が目的じゃなくて、自分たちのDXの方向性を整理するいい機会になるわけだな。
「まず現状を棚卸しする」ところからなら、うちでも十分始められそうだ。
やってみる価値はありそうだな。
👨🏭
工場長ぜひ挑戦してみてください!
もし「何から手をつけたらいいかわからない」「申請書の書き方が不安」という方がいたら、ぼくたちxtal株式会社(クリスタル)にご相談くださいね〜。
DX認定の取得支援やDX戦略のコンサルティングを行っていて、会社の規模や予算に合わせた柔軟なDXサポートを提供していますよ!
もし「何から手をつけたらいいかわからない」「申請書の書き方が不安」という方がいたら、ぼくたちxtal株式会社(クリスタル)にご相談くださいね〜。
DX認定の取得支援やDX戦略のコンサルティングを行っていて、会社の規模や予算に合わせた柔軟なDXサポートを提供していますよ!
いかがでしたか。
今回はDX認定制度の概要から、中小企業が取得する4つのメリット、そして具体的なDX認定 取得方法までをお届けしました。
申請は無料、ウェブフォームで手軽に申請できる時代です。
まずは自社のDXの現状を見つめ直すところから、第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
次回もお楽しみに。
今回はDX認定制度の概要から、中小企業が取得する4つのメリット、そして具体的なDX認定 取得方法までをお届けしました。
申請は無料、ウェブフォームで手軽に申請できる時代です。
まずは自社のDXの現状を見つめ直すところから、第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
次回もお楽しみに。
参考資料
- 経済産業省「DX認定制度」
- IPA「デジタルガバナンス・コード3.0」(2024年6月改訂)
- 経済産業省「DXセレクション2025」
- 中小企業庁「ものづくり補助金」
- 厚生労働省「人材開発支援助成金(高度デジタル人材訓練)」

xtal株式会社(クリスタル) / 新潟の製造業のデジタル相談所
xtal株式会社(クリスタル)では、DX認定の取得支援やDX戦略のコンサルティングも行っております。会社の規模や予算に合わせた柔軟なDX支援を提供しています。




